人はパンだけでは生きられない!

以前、海外で注目を集めたひとりの日本人女性がいました。彼女はサバイバル知識ゼロにも関わらず、インドネシアの無人島で19日間もひとりで過ごすという体験をしたのです。彼女のキャラクターと冒険心が世界中の人々を魅了し、話題になりました。

ところで、ある日突然、あなたが無人島でひとり暮しをすことになったとします。まず、何が必要でしょうか。飲み水、食物、雨風をしのぐための住居でしょう。その他に、火を起す道具なども手に入れたいアイテムの一つです。しかし、現在のあなたは無人島にはいません。物が満ち溢れた社会で生活しています。そのあなたに、今、何が一番必要ですか、と尋ねられたら、何と答えられるでしょうか?「そりゃ、お金でしょう。」という返答が多いかもしれません。人間は、その時の生活環境や人の考え方によって、必要とすべきものが異なります。しかし、どのような状況でも、必ず必要なものがあります。

人はパンだけでは生きられない!

無人島生活の経験者は、「食糧があれば何とか生きていける。しかし、毎日、毎日、一人ぽっちの生活は孤独だ。この先、生きる理由などあるのか、としばしば考えさせられた。」と述べています。

確かに人は、衣食住があれば生きていけます。では、無人島にいようが、物の満ち溢れた社会に生きようが、生きなければならない理由は何でしょうか?

イエス・キリストは言われた

「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる」(聖書 ルカの福音書 4章4節)

イエス・キリストは「人はパンだけで生きる」ものではない、「パン」以上に大切なものがある、と言われました。「パン」以上に大切なものとは、「神の...ことば」です。それは、イエス・キリストご自身を指しておられるのです。

すなわち、神の御子であられるイエス・キリストを信じ、彼との関係で生きることなのです。なぜなら、彼は、私たちを造られた神の御子だからです。私たちの祝福される人生は、今日も、明日も、そして死後の行先も、すべてそのお方にかかっているのです。

<< 前のページ 1 / 2 次のページ >>