★「人間(にんげん)は進化(しんか)してきた。サルと人間(にんげん)はにているじゃない?!だから人間(にんげん)はおおむかし、サルから進化(しんか)してきたにちがいない!」 それは、こんなシンプルなきっかけからスタートした。 「にているってことは進化(しんか)の証拠(しょうこ)」・・・それを証拠(しょうこ)しようとして、学者(がくしゃ)たちはいろんなことを調(しら)べてきた。 でも、ちょっとまって。「サイラシン」っていう動物(どうぶつ)をしっている? タスマニアという国(くに)に生息(せいそく)していた、いまは絶滅(ぜつめつ)したといわれる動物(どうぶつ)だ。
でもサイラシンはおなかにふくろのあるカンガルーやコアラの仲間(なかま)なんだ!オオカミはイヌの仲間(なかま)だから、ぜんぜんちがうよ。
でも、だれもイヌとかオオカミがサイラシンから進化(しんか)したとはいわない。じゃ、なんで人間(にんげん)はサルから進化(しんか)したっていえるの?にてるのはおなじなのに、これは進化(しんか)したとか、これは進化(しんか)とかんけいないとか、どうやってきめるの?
★にていることは進化(しんか)の証拠(しょうこ)というかんがえは、信用(しんよう)できるもんじゃないんだ。