私の父、浜口公生が救われた経緯について証しします。
父は大正15年生まれで、ものごころついた頃から「天皇が神」と教え込まれてきました。しかし終戦で一夜にしてそれが180度ひっくり返されてしまい、神と名のつくものはもう一切信じないと言い、イエス様を固く拒否していました。
しかし父の弟ががんで亡くなった頃から、自分自身の死を少なからず意識するようになったように思います。
そんな中、私の通う教会の主人の方々が父をパークゴルフに誘ってくれました。パークゴルフの後、手打ちそばをいただきながら、父は死後の裁きである地獄があることをはっきりと聞きました。それから1ヶ月もたたないうちに、父は胆管がんであることが発覚しました。
すでに局所転移しており、高齢であることもあり、手術も抗がん剤もせず、がんの部位にチューブを通すだけの処置を行いました。その処置は成功し、父は退院し、以前と変わらず元気に過ごすようになりました。まるでがんは治ったように思え、同時にイエス・キリストへの関心も薄くなっていったようでした。
しかし、1年がたった頃、再度体調不良となり、治ったと思いたかったがんも、手の施しようがないほど大きくなっていることがわかりました。もう父は死から逃れることはできませんでした。その時、父は自分から、イエス様の話を聞きたいと言ったのです。
早速教会の方にきていただき、ベットの上でイエス様のことを聖書から聞きました。そして、「イエス様は、日本の神様とも違う、仏教とも違う、まことの神様だ」と言い、肉体が滅びても魂を天国に連れて行ってくださる救い主、自分の神と信じる決心をしました。
その時から、5ヶ月間、父は肉体的・精神的苦痛の中でも「イエスさまが天国に連れて行ってくださるからね」と言うと安心してうなずき、「死ぬのは怖くない」と言い、また「私たちの国籍は天にあります」という聖書の御言葉を読むとにこにこし、2017年1月9日に90歳で天に召されました。(娘・浜口千佳子記)