不思議な人体の知恵~死はカラダにプログラムされている~
3. リンパ球と免疫のチカラ
めんえきちゃん、免疫って「自分の体を守る働き」よね?
そうよ!体を守るには、まず自分と自分以外(敵)を見分けないといけないけど、そのチカラを持っているのがリンパ球なの!
-リンパ球は見分けるチカラを持っています- |
リンパ球には最初は「見分けるチカラ」はないの。でも、心臓の上にある「胸腺」に行くと、そこで訓練されて、そのチカラを持つようになるのよ!
-リンパ球は胸腺で見分けるチカラを持つようになります- |
そのチカラで見分けた敵をどうやってやっつけるのかしら?
それは抗体攻撃よ!リンパ球には鍵穴のようなものがあって、それにぴったり合う鍵を持ったばい菌がやってくると…
-菌に合う鍵穴を持つリンパ球が抗体攻撃で菌をやっつけます- |
リンパ球が「抗体」という鉄砲玉を作る→ばい菌に向かって鉄砲玉がどんどん発射!→ばい菌死滅→やった〜!ってわけ。
リンパ球の鍵穴は、菌が入って来てからだんだんできるのではないのよね。
そうなの、鍵穴はもともと体にインストールされているのよ!
しかもどんな菌の鍵にも、ピッタリ合う鍵穴を持ったリンパ球が必ずいるのよ!だから、抗体を発射するには体に鍵を持った菌(敵)が入って来るだけでいいのよ。
リンパ球は、新型コロナウィルスの抗体も作れるのよね?