イエス・キリストは、私たちのこの恐るべき結末を知っておられるゆえに、天からこの世にきてくださいました。そして、罪のないご自身のいのちを、私たちの罪の身代わりとなって、十字架上で刑罰をうけ、死んでくださったのです。このことによって私たちの罪は清算されました。
これがキリストが十字架で死なれた理由であるのです。キリストが十字架上で苦しみ、一滴一滴の血を流してくださったのは、私とみなさんを、罪の刑罰である地獄から救うためであったのです。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(聖書 ヨハネの福音書 3章16節)
さらに、このことが真実であることを明らかにするために、イエス・キリストは墓の中からよみがえられたのです。そして、五百人以上の人々に、そのよみがえられたお姿を示し、ご自分が神の御子であられることと、キリストを信じる者の罪は完全に償われたこととを確証してくださったのです。
このよみがえりが事実であるという証拠は、よみがえりを伝えた当時のクリスチャンたちの殉教の死に見ることができるでしょう。彼らは「イエスはよみがえられた」と、喜びの知らせを人々に伝えました。そうしたら侮辱され、追放され、迫害され、投獄され、むち打ちの刑を受け、拷問され、ついには殺されてしまったのです。
もし仮に、弟子たちがイエスの死体を盗んで、「イエスはよみがえった」と嘘を言ったとするなら、ただ一つの嘘のため迫害を受け、命を犠牲にすることが出来るでしょうか。「世界中を騒がせてきた」のは実にこのよみがえりを伝えてきたことにあるのです。
ローマ世界の数々の異教が崩壊し、多くの人がキリストを救い主として受け入れ、彼に敵対していた多くの人々が、キリストのよみがえりを信じ救われたのもみな、死んだ後によみがえられた「キリストを見た」という弟子たちの強い確信のゆえであったのです。ですから、今や誰でもイエス・キリストを信じるなら、罪は赦され天国に行く者とされるのです。多くの人は、自分の罪を自分の行ないで清め、神様に受け入れられようと努力します。
けれども、その人はどこまでも罪人です。神様は自分の行ないに頼ることをやめて、キリストに頼るように願っておられます。私たちの救いの道はただ一つです。それは、真の神様に背くことを止めて、私とあなたの罪のために死に、三日目によみがえられたイエス・キリストを信じることです。これだけで私たちの罪は赦され、永遠のいのちが与えられ、天国へ行けるのです。
ぜひ、神様の前にへりくだって、心からイエス・キリストを信じて、天国で過ごすことのできる方になってくださいますようにお勧めいたします。