キリスト・イエスは罪人を救うためにこの世に来られた。 Tテモテへの手紙1章15節
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ネアンデルタール人

ネアンデルタール人の化石は、今から150年前ドイツのネアンデルという谷で発見されました。それ以来この化石は人類の祖先として研究されてきました。現在では、ネアンデルタール人は現代人の直接の先祖ではなく、別の系統の人類だと信じられています。今までに300以上のネアンデルタール人の化石が見つかっており、それらは次のような特徴があります。

現代人とネアンデルタール人
現代人(左)とネアンデルタール人(右)の比較
  • 大きな頭蓋容積
  • 頭蓋骨の形が低く、幅広く、奥行きがある
  • 後頭部が尖り気味
  • 眉の上が盛り上がっている
  • 額が低い
  • 顔の真ん中が前に突き出した大きく長い顔
  • 薄く丸いあご
  • 首から下の骨は太くごつごつしている

ネアンデルタール人は現代人と違う特徴を持ってはいますが、似ているところもたくさんあります。トーマス・ハクスレーをはじめとする19世紀の進化論研究者の中でも、ネアンデルタール人は人間と同じであるという主張がなされていました。

★ ケバラU

舌骨
ネアンデルタール人は、現代人よりすぐれた運動能力を持ち、狩りをして生活していたと考えられています。それではなぜ適者生存で生き残れなかったのでしょうか?それは、言葉を話す能力が劣っていたからだという説が考えられました。しかし、イスラエルで見つかった、ケバラUというネアンデルタール人の骨格を調べると、舌の基底部にある舌骨という骨が、現代人とサイズもかたちも変わりませんでした。この骨は、話をするときに使う筋肉によって、喉の発声器官がある部分とつながっています。このことから、言語を話す能力は現代人と変わらなかったと考えられます。ネアンデルタール人が発見された地層と同じ年代とされている地層からは、現代人に近いとされている化石も、類人猿に近いとされている化石も両方見つかっており、ネアンデルタール人の起源は、進化論の解釈では謎に包まれています。

★ 創造論による解釈

ネアンデルタール人について、創造論に立って解釈することができます。ネアンデルタール人の、真ん中が前に出た長い顔の特徴は、生体力学的に見ると、前歯を食べ物をかむ以外に、物を口でしっかり固定するという目的で使っていたためであると考えられます。証拠として、ネアンデルタール人の前歯の表面にはたくさんの傷や欠けた所があり、年をとった化石の前歯は削れて丸まっています。また、発見された当時、医師であり、病理学の父と言われるウィルヒョウという学者は、この化石は子供の頃くる病という病気に かかり、年をとってから関節炎になった現代人であると診断しました。この診断は、今でも通用する正確な診断と認められています。くる病はビタミンDの不足などによって起こります。また、たんぱく質の不足によっても頭蓋骨が平たくなる傾向があると言われており、この特徴は食生活が原因である可能性があります。また、ネアンデルタール人は洞窟で発見される事が多く、日光浴不足などの住環境もくる病の原因となります。これらの理由の全てがネアンデルタール人の特徴の原因と言えるかはわかりませんが、偶然の突然変異と自然選択だけに基づいている進化論の解釈に比べると、十分科学的な根拠がそろっています。創造論に立った解釈からは、ネアンデルタール人は現代人と同じ人類であると言うことができます。


参考文献:「人類の起源」 マービン・L・ルベナウ著(宇佐美実訳)

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